テルオの尊厳
前回の誤飲事件は正直あせった。結局何を食べたかは不明だが、信頼できる先生の適切な処置のおかげでテルオはわずか12時間ほどで復活する。
そして、いよいよテルオが自分の足で散歩できる日が訪れる。
ただ予想はしていたとはいえ、家の中以上に言うことをきかない。テルオにとっては道に落ちているもの全てがエサになるらしい。
何かを見つけては口に持って行こうとし、その度にリードを引っ張る。とにかく一瞬たりとも目が離せないのだ。結果、外でもケンカしながら散歩することになる。
首をしめられるのが気持ちいいのか?と疑ってしまう。
最後は飼い主が引っ張られている。
それでもこの時期の散歩はやっぱり気持ちいい。
エサの前だけはおりこうだ。ちゃんと「待て」ができる。
「よし!」… 5秒で終了。
食べたものは散歩中に排泄するルーティンができあがったので、飼い主は「あ、うん」の呼吸でしっかり受け止めるだけだ。この時テルオはどんな気持ちなんだろう。「ウンコなんだからせめて下に落とすまで待ってくれよ」とでも思ってるのだろうか。
この時ばかりは情けない横顔を見せてくれる。テルオの基本的な犬の権利を尊重してやりたいが、後の処理を考えるとこれが一番楽なのだ。
さあ、今日も新しい1日が始まった。テルオがおとなしく散歩できる日がくるのはいつになることやら。
続く
テルオファンクラブ事務局
住所:鹿児島市荒田2−34−10 株式会社コントレイル内
mail:guyz@con-trail.jp
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