のせけんの鹿児島街図 vol.2

Text by.Kenzo Nose

 鹿児島市の見ごたえあるセールスポイントは何か? 五木ひろしが歌う「よこはま・たそがれ」の歌詞風に、それを名詞形で並べると、桜島、石垣、海原、石灯籠/石塀、石段、松林/港、石蔵、石の橋…。何だか無機質で味気ないのですが、味のある建物や町並みが乏しい中で、結局「桜島」と「石」「海」「松」に絞られるのではないでしょうか。

 

私が好きな桜島は、

寺山公園の崖っぷちの展望台から海越しに斜に眺める桜島、

吉野公園の芝生と松越しに眺める頭だけの桜島、

磯のぢゃんぼ餅屋の座敷からガラス越しに眺める桜島、

常安団地の坂道から上町の家並み越しに眺める桜島、

城山団地の坂道から山越しに眺める頭だけの桜島、

朝日通りからビルの谷間の先に眺めるカットスイカならぬカット桜島、

魚市場へ向かう道路から真正面に眺める桜島、

アミュプラザからナポリ通り越しに眺めるカット桜島、

与次郎の長水路から広大な海越しに眺める桜島などです。

ほとんどは鹿児島湾の海とセットになっています。桜島といえば城山展望台からの眺めが代表的でしょうが、いかにも絵はがき的で、あまり好きでありません。長島美術館からが、まだいいです。市外からだと、姶良・重富海岸からの「なで肩」の桜島、垂水・海潟漁港からの「横顔」の桜島もグッドです。

 

石のある風景では、

仙巌園の国道10号沿いの石塀、

尚古集成館の石壁、

菅原神社の石段、

福昌寺跡の石塀と墓石群、

祇園之洲橋あたりの岸壁、

南洲墓地の石段と墓石群、

高野山最大乗院の石門と石灯籠、

鶴丸城跡の石垣、

桜島桟橋あたりの岸壁、

いづろ交差点の石灯籠、

住吉町の倉庫群、

中央ビル裏・萩原通りの石畳、

玉里庭園の石塀などがお薦めです。

 

石橋記念公園の石橋群は見事なのですが、移設されて、いわば死んでしまったのは残念無念。新幹線効果などで観光客が増加した今となっては、JR鹿児島中央駅や天文館から遠くない甲突川に残しておけばよかったのに、と悔やまれて仕方がありません。現代鹿児島人の「石頭」が災いしました。今後、「石頭」には要注意です。 松は、天保山公園や小松原公園の林が見ものです。考えてみれば、桜島自体が岩石の塊です。そこには海も松もそろっていて、やっぱり桜島に勝るものはない、と思うのです。

http://yaplog.jp/5098/

 

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