実録テンマチ 地蔵角交番6時間 

サヨナラ両さん、こちら天文館!

惜しまれつつ連載が終了した「こち亀」だが、 両さんのような人情味あふれる警察官は鹿児島にもいる。 今回は天文館の地蔵角交番にちょっと密着。 繁華街の平和を守る彼らの姿と、数々の人間模様を目撃した!

Illustration by.PYON(Yusuke Hokazono) / Photo by.Junichi Ueyama

 

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8月の某日。平日とはいえ、まだまだ多くの人でにぎわう天文館の午後8時、GUYZ編集部は天文館の地蔵角交番前にいた。我々にとっての憩いの場である天文館の犯罪や事故と戦い、治安維持に努める熱血警察官の活動をリポートするためだ。「密着24時」と言いたいところだが、今回は通報が集中しそうな夜間の6時間をピンポイントでセレクト。

 

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「何も起こってほしくはないが、何かしら起こってほしい」という複雑な思いを胸に待ち合わせたのは、鹿児島中央警察署の松崎警視。取材時の不測の事態に備えて、松崎さんは私服姿で同行していただけるとのこと。頼もしい。交番に入ると7人の警察官が待機していた。

 

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20代くらいの若者が多いのが印象的。笑顔で迎えてくれたのは所長の榎園警部補。地蔵角交番の平日の出動回数は20件前後、週末になると30件を超えることもあるそうで、「金、土曜は本署から数名を増強して、住民と協力しながら、歓楽街の環境浄化に当たっています」と話す。

 

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我々は2階の休憩室でしばらく待機しながら、松崎さんと榎園さんから天文館の犯罪発生状況について聞いた。 中央署管内では今年7月現在、869件(前年比マイナス7件)の刑法犯が発生している。松崎さんは「一見犯罪は減少傾向ですが、住民が感じる“体感治安”は改善していません。凶悪事件が増えていることや、SNSなどで犯罪現場がアップされるのが一因かもしれません」と話す。凶悪事件といえば、今年3月に下荒田で発生したコンビニ強盗や、5月に天文館で偽造警察手帳を中学生に示した事件が記憶に新しい。「いずれの事件も住民からの情報提供のおかげで解決しました」と榎園さんは胸を張る。

 

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天文館地区で多いのが窃盗(自転車、万引き、車上狙い)や粗暴犯(けんか、傷害)、落書き•ペイント、車両へのいたずら、看板を壊すといった事例。そんな中、通報でもっとも多いのはやはり酔っ払い。「地蔵角交番は“夜の街”。飲みすぎて路上で管を巻いたり、寝たり、週末ともなれば、酔っ払い同士のけんかが同時多発的に発生することもあります。」と榎園さん。

 

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21時を過ぎたあたり、いよいよ警らに同行することに。警察官は基本的に2人以上でこの任務に当たる。通りがかりのコンビニや24時間営業の店舗に立ち寄りながら、街を巡回。G3アーケード内を自転車で走行する女性に注意したり、お年寄りに声をかけたりしながら精力的に歩く。

 

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文化通りに差し掛かると、道の両端には多くの客引きらしき者の姿が。松崎さんは「客引きの中にはしつこく付きまとう悪質な輩もいるので注意しないといけない」と口元を引き締める。

 

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そしていよいよ何かが起きそうな予感

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