実録テンマチ 地蔵角交番6時間
- 2016/10/18
- FEATURE
被害対象者→親世代の高齢者
県内被害25件 約8780万円 ※今年8月末現在
複数のキャストが登場する劇場型。 演技が巧妙化する「うそ電話詐欺」
鹿児島県では8月末日までに、25件の「うそ電話詐欺」が発生し、約8780万円もの大金が詐欺師たちの手に渡っている。被害者の多くは65歳以上の我々の親世代。架空請求詐欺や金融商品等取引名目など、年々手口が巧妙化している。最近では「劇場型」と呼ばれる、電話での登場人物が複数いるケースが多いのだそう。下記は実際に発生した事例だ。警察官を名乗る男から「暴力団所有のリストに、あなたの亡父の名前が載っていた。何か被害に遭っていないか」という連絡。国民生活センターと協力して捜査を行っている旨を伝えられる。その後、すぐに国民生活センターの職員を名乗る男から電話で「あなたのお金が狙われているので○万円下ろして下さい」。その後、再び警察官を名乗る男から「銀行員の中に逮捕しなければならない人がいるので、言われた通りに○万円、降金してください。その中に偽札が入っている可能性があり、そのお札から犯人の指紋を照合します」。被害者は言われた通りにお金を準備し、自宅に来た警察官の部下を名乗る男に現金を手渡し、だまし取られた。
両親をうそ電話詐欺から守る!
電話で金銭の要求をしてきたら詐欺だと疑うようにアドバイスしてあげましょう。また、その手口を教えてあげるのもいいかもしれません。鹿児島県警では12月末までコールセンターを設置し、詐欺グループが所有していた名簿や電話帳に名前が書かれていた人に対して電話で注意を呼びかけたり、うそ電話詐欺の抑止装置「振り込め詐欺見張隊 新117」(写真)を無料で貸し出したりしています。詳しくはお近くの警察署へ!
」
特殊詐欺抑止対策係/石川 幸誠 巡査部長
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