ありがたき、希望の言葉神なる9人のお導き

3年くらい赤字でも踏ん張れ

ガイズ創刊にあたって、「鹿児島のオヤジたちを活気づけたい」というコンセプトは素晴らしいと思った。ぜひやってくれと。やっぱり男を表に立てたメディアというのが今までなかったので。鹿児島に限らず、男性をターゲットにした商売は難しい、っていうのは一般的に言われていることだし、自分も商売をやっている時に随分言われた。実際自分もそう感じていたので、それをフリーペーパーの世界で、というのを聞いたときに、「もうそろそろ時代は変わんなきゃ」と応援したい気持ちになって、コラムを寄稿していました。

 

ガイズ解散を知った時、「ガイズ自体の知名度はまだまだ浅いので、これからだったんじゃないか」、経営的に言えば、「3年間くらい赤字で踏ん張れるくらいの体力でやっていたんじゃないの?」とそんなことばかりグルグル考えていました。だって1年で実現できることってそう多くはないでしょ。おこがましいですけど、僕はガイズ編集部の一員のつもりで街を歩いていました。まだまだ街には、楽しい場、おもしろいヤツ、いかしたガイズがいっぱいいるはずなのに。今は、そんなやるせない気持ちです。

 

 

特集以外のページが もっと欲しかった

年代的にドンピシャの媒体だったので、「だよね!」と大体共感できました。ただ、もう少しページ数が欲しかったかな。毎号大きい特集がドンとあったんですけど、物語風になっている小さい企画が1個でも2個でもあれば、なお続きを読みたくなったかもしれない。全部単発で終わっていて、それはそれで面白かったんですけど。次が気になるようなものがあればもっと良かった。うちが参加した、カカオボールのダイエット企画については、僕的には実際やっていてすごく面白かったんですけど、広告効果としてはありませんでした。よく言われる「いいものは売れる」じゃなくて「売れるものを作る」を納得。企画自体は本当に面白かっただけに残念でした。

 

ガイズが終わることについては非常に残念。だけど僕の人生も断念だらけ。学生時代からずっと体育教師になりたいと思っていて、結局断念はしたんですが、現在もその夢になんだかんだでしがみついて、運動を教えるという仕事をしています。そういう意味では、形を変えても何を変えても、そこを意識しながら歩いています。 今、吉野の山を開墾して畑を作って、自然農で野菜を10種類くらい育てているんですが、将来的には隣の竹山を整備して鶏も飼ってみたいと思っています。平日しっかり仕事して、週末自給自足のアウトドアライフって、ガイズらしくない? もうちょっとガイズを続けてくれていれば、僕がいくらでもネタを提供できたのにね(笑)。

 

 

読み物としては面白かったけど、商売としては?

面白いフリーペーパーが鹿児島にあるな」というのが最初の印象。4月まで他県にいましたが、女性向けとか、クーポン付きとかがほとんどだったので、新鮮に感じました。最初に手に取ったのは薄毛特集。表紙の脱毛タイプのイラストデザインがおしゃれで中身も読みやすかったですね。ターゲット読者層と、クリニックの思いを伝えたい男性層が合致していたので広告掲出を決めました。医療機関って、広告を出しても反響が返ってこないことが多いので、とりあえず知ってもらえればいいやと思う程度でしたが、すぐ反響もあったし、今も「ガイズを見てきました」という患者さんがいます。一番の効果は僕の知り合いが「ガイズに載っていたね」なんて言ってくれること。そういう意味でも広告効果はあったんじゃないかな。回収は全然できていないですけど(笑)。

 

専業の営業マンがいなかったから難しかったとは思うんだけど、記事だけでなく新規のスポンサーもどんどん獲得していかないといけなかったんだろうね。全ての記事が“記事”で終わっていた。鹿大の学食にしても内之倉特集にしても、鹿大やホークスからお金をもらっている訳じゃないし。多少なりともそこがあれば違ったのかな。媒体の狙いやセンスもいいし!  ガイズは2カ月に1回くらいの発行でも良かったかもね。解散は非常に残念です。一緒に大きくなろうと思っていただけに。

 

 

男の「バカ」さが微笑ましかった

鶏刺しのタレとかミニ四駆とか野宿とか、女子だったら絶対企画しないような特集ばかりで、「男ってこんなことが気になるんだ」と逆の視点で面白かった。創刊当初に「こういうことを目指したい」というものをちゃんと作っていて、こういうのが今まで鹿児島になかった男性目線のフリーペーパーなんだろうなって思いました。私の上司も創刊号からキレイに保存していたんですが、ガイズ解散を聞いて「俺好きだったのに!」と残念がっていましたよ。

 

流行っているお店とか場所とかに行くと、目につくのは女性ばかり。もっと男性もいろんなものに興味を持って、自由に「俺はこうなんだぜ」みたいな感じになればすごくいいな、と思っています。それが鶏刺しでもミニ四駆でもいいんだけど、どんなものでも突き抜ければカッコいい。そういうのがもっとガイズを通して広がればいいな、と思っていました。また、そういう媒体になりうる可能性を秘めていたと思います。鹿児島のいろんな商売で言えると思うんですけど、良いこと、面白いことをやっていても、それが認知されて売り上げにつながるまでには、本当に時間がかかるっていうか。人口的な問題があるのかもしれないし、マーケットが成熟していない、っていうことがあるのかもしれないけれど。やっぱり何かを形にするには、たくさん時間がかかるんだろうなと思います。かといって、「やりたいけど、やっぱりだめかもね…」となると、提案性のあるものが、鹿児島からなくなってしまって、それはそれで、寂しいしもったいなと思います。ガイズは本当に良い意味で「バッカだな」と思っていました(笑)。特集見て「またやってるよ!」って。

 

 

ターゲットだけに振り切れていたか

初めてガイズを目にした時、インパクトのあるテーマとデザイン性に心を惹かれ、それが鹿児島の媒体であるということに驚きました。一番の読者だと自負していただけに悲しすぎる。実は、こういう事をやってほしいという企画書まで作っていました。ガイズを出し続けるには、鹿児島という受け皿があまりにも小さかった。強いて厳しいことを言うなら、意外と女性が手に取っていたという噂を耳にしていたので、実は男性側に振り切れていなかったのでは?

 

地方に元気がないといわれて久しいですが、現状を嘆いていても仕方がないと思い立ち上げたのが、鹿児島のウェブメディアKagoshimania(カゴシマニア)。将来的にはこのメディアを発展させて、鹿児島を盛り上げたい人が集う場所を作り、ガイズとは手段が違えども、目的を同じにする人をマッチングさせるような役割を果たしたいです。

 

 

「見るスポーツ」を盛り上げる 媒体にもなってほしかった

ガイズは自分の世代的に、本当にハズレの企画がないというか、毎号「そこきたか!」という特集だったので、発行を楽しみにしていました。中でも鶏刺しタレ企画は、「食」という普遍的なテーマであるにも関わらず、「ここで俺の大好きな鶏刺しがきたか!」とすごくテンション上がりました! 実際に紙面で紹介されていたごま油やマヨネーズは自宅で試してみましたよ(笑)。

 

紙面で見たかったのは、身近にある「見るスポーツ」の特集。レブナイズやユナイテッドだけではなくて、野球のドリームウェーブやハンドボールのソニー、あるいは女子サッカーのジュブリーレ、レイナとかを取り上げても面白かったかもしれないですね。  見るスポーツが身近にある、ということを最初に体感したのって、それこそJリーグが始まった当時中高生だったガイズ世代じゃないですか。あれから20年以上経ってようやく鹿児島にそういう舞台ができてきたけれども、果たして市民権を得られているのか、といえばまだまだなところがありますよね。だから本当は僕らガイズ世代がもっと盛り上げていかなきゃいけないんだろうなとは思っています。僕がレブナイズに関わっている思いはそこにあります。鹿児島県民みんなで、日本一を喜べる日がなんとか早くきてほしいです。生きている間に!(笑)

 

 

営業的な工夫が全然足りなかった

営業という仕事柄、いろんな世代の方々の趣味嗜好を、その年齢になったつもりで考えながら仕事をしているので、30〜40代の男性はガイズを読んでウキウキできるんだろうな、というのが直感的に分かる紙面だと思いました。それだけに解散はもったいないです。

 

ガイズの休止を養殖で例えると、しっかりえさをまいて、中の魚がある程度育ってきた状態で、それを出荷せずに終わるぐらいの感じ。ちゃんと読者が付いてきていて、広告を売れる状況が整いつつあるのにやめるのは、僕からしたら「バカなんじゃないか」という感じです。営業的には、ウェブに注力し紙面の先にいる読者を数量的にあぶり出して、売りにつなげるだけだと思っていましたから。でも逆に、ガイズは営業的なしたたかさがない方々が作っている紙面だったから、泥臭くてファンが付いたのでは、というところもあったりします。「どうにか売ってやろう」という裏を感じませんでしたから(笑)。  ガイズが終わるなんて実感がまだ湧きません。マジもったいねー。大好きでした!

 

 

 

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